円形はこう使うの最近のブログ記事

こんにちは。図解化コンサルタント CONECTA(コネクタ)の池田千恵です。


■ 最近の「うんうん、分かる!」

スーパーセールス姉妹 知栄と佳栄―「母」から受け継いだ豊かなこころ
柴田 知栄 廣瀬 佳栄
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 82495
おすすめ度の平均: 5.0
4 愛とガッツにあふれた本
5 営業マンじゃない私でも!
5 「最低で始まり最高で終わる?!」
5 「矜持(きょうじ)」という言葉を思い出させる本
5 人間関係の勉強になる本です。


いつも楽しみに読んでいる祐川京子さんのブログで知り、「スーパーセールス姉妹 知栄と佳栄―「母」から受け継いだ豊かなこころ」を読みました。


この本の著者である柴田知栄さん、廣瀬佳栄さんは、保険営業30年連続日本一でギネスブックに載っているお母さんを持つ営業姉妹


お母さんの記録を追いかけるように、お姉さんである知栄さんは9年連続全国1位、妹さんの佳栄さんは5年連続全国2位だそうです。(2009年5月現在、知栄さんは10年連続全国1位になられたようです)


こんなすごい母娘がどうやって育ってきたかを、対話形式を含めた読みやすい文体で紹介されている本でした。



私はこの本を読んで、営業のみならず、人生は心に始まり、心で終わるんだ!と感激のあまり涙しました。



この本ではみんながあっと驚くようなすごい営業テクニックは存在しません。姉妹がどんな環境で育てられ、どこでつまずいたか、その過程でどんな学びがあったかが淡々と描かれています。



でも、この淡々とした中にもしっかり残っている「芯」の部分があり、そこが人をぐっと引きつけるのです。(黄色部分引用)



私たちは、幼いころに祖母から受けた教えを大事にしながら、母からみっちり保険営業の仕事で鍛えられました。そこには、小手先の営業ノウハウとか、テクニックといったものはありません。生きることそのものであると今では思えてきました。振り返ってみると、いつも祖母・母からは、


<人を知り、人に尽くし、人を信じる>


ということを、繰り返し教えられてきたような気がします。


(中略)


営業の実績はあくまでも結果にすぎません。祖母・母から受け継いだ豊かな「こころのあり方」が、私たち姉妹のなかに脈々と流れ、それが私たちを取り巻く人々とのふれあいを通してさらに育まれ、昇華し、また時代へと伝えられていくように思うのです。まるで「こころの襷(たすき)」のごとく...。



■ この本を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

090504-1maipawapo.jpg


この本に私は「変えてはならないもの」と「変えていくべきもの」の重要性を教えてもらいました。


ギネスブックに乗るほどの偉業を達成したお母様の存在。その高い壁を前に圧倒されるのではなく、お母様の中から代々受け継がれている「核」の部分を抽出し、そこに自分らしさを加える。この過程がトップセールスの道なのだなーと感じました。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

090504-1maipawapo2.jpg


今回は「色」にフォーカスして図解のコツを。


普段私の図解は色を3色に抑えています。そのほうがまとまりがあって、スッキリしたイメージになるからです。


でも今回はあえて、色を多めに入れています。なぜならば「変えていくべきもの」の色に変化を持たせることで、「変えてはならないもの」を目立たせたかったから。



多色使いも場合によっては使ってOK、という典型がこの図です。



なお、今回矢印を多く使っています。こんな場合はいろいろな矢印が混ざり合ってごちゃごちゃしがちなので、用途に応じて色や形、太さを変えて対応しましょう。



ちなみにこちらで使った図形は、楕円形と矢印、四角のみ。簡単でしょ?




■ 編集後記


GWも終盤ですね。私はGWだというのに、風邪をひいてしまったようでしばらく具合が悪いです。5月9日ゴクゴクの日までにはなんとか直さないと!!


※ちなみに、ゴクゴクの日とは...


「初夏の日差しが気持ちよくなる5月9日に、家や屋外でビールなどをゴクゴク飲んで爽快感を味わう」


「水資源に恵まれない地域の人々が水をゴクゴク飲めるよう、水環境を考える」


ことを目的に、私が2005年に日本記念日協会に申請、受理された記念日です。


ブログイベント開催しますので、ゴクゴクしたい方はぜひご参加くださいね!







外資系コンサル仕込みの「左脳的思考」に「右脳的思考」を加えた「池田式」図解の技術を知りたい方。無料ニュースレター登録はこちら!

こんにちは。図解化コンサルタント CONECTA(コネクタ)の池田千恵です。


■ 最近の「アイタタタ!」


2009年4月7日の日経新聞朝刊に、「なるほどシェア」という図解が載っていました。なんでも、投資信託の銀行販売窓口のシェアが伸び悩んでいるそうです。(黄色部分引用)



銀行による投信販売が解禁されたのは1998年12月。

(省略)

99年時点のシェアは6.3%にすぎなかったが、「貯蓄から投資へ」の流れに乗り残高を増やした。

(省略)

07年9月の金融商品取引法の完全施行で時間をかけた接客が必要になったことに加え、サブプライム問題以降の株安で伸び悩んでいる。それ以前に投信を購入した顧客に含み損が発生しており、「どうしても新規販売より既存客への説明に力を入れざるを得ない」(関西の地銀幹部)という。

(省略)

銀行窓販は今後もしばらく我慢が続きそうだ。


記事とともに、次の図が載っていました(日経新聞2009年4月7日の記事をもとに、池田千恵が紙面を再現。クリックで拡大)


090413-1maipawapo.JPG


タイトルは「投資信託の販売窓口別の純資産残高シェア」。


ふむふむ。円グラフを重ねることによって、シェアの変遷を表そうとしてますね。


あれれ?でも、2000年2月の合計残高60兆円→2007年2月の合計残高106兆円→2009年2月の合計残高75兆円ですよ?


この図だと、2000年→2007年→2009年と円グラフがどんどん大きく書かれていて、なんとなく合計残高が増えているように見えませんかね?


それに、この記事で一番言いたかったのって、「投資信託の銀行窓口販売のシェアが伸び悩んでいる」ことですよね?


それなのに、一番目立つ色で塗られているのは、証券会社が取り扱うシェア???


うーん、なんだか腑に落ちないのは私だけでしょうか。


■ この図がイマイチな理由教えます(クリックで拡大)

090413-1maipawapo2.JPG


この図がイマイチな理由は3つあります。

  1. 合計残高と円グラフのサイズが合っていない
  2. 銀行の窓販を目立たせたいのに、証券の色が目立っている
  3. 「シェア」という言葉で盲目的に「円グラフ」を使おうとしている

では、合計残高の変遷も見せつつ、銀行窓販の伸び悩みも一目で示せる図はどうやってかいたらよいでしょうか。一緒に考えてみましょう。


今回は考えてほしいので、クリックして続きをみてくださいね!

■ 最近のうれしかったこと


先日、とあるパーティでの出来事。「人を繋げるプロ」の方が、私をこう紹介してくださいました。


「池田さんは右脳と左脳を両方駆使してすごい図を書く人なんですよ」


生まれてはじめてそんなことを言っていただき、驚くと同時にとてもうれしかったです。


なぜなら、普段の私は結構ぼーっとしていて、典型的な感覚人間だから。


「何言っているのか、話がまとまってなくてよくわからない」と言われることもしばしば。


前にちょっと流行った「うさうさ占い」では「うう」タイプ。無鉄砲で感情に身を任せる人間なのです。


それが強み(?)でもあり、コンプレックスでもあった私。「ロジカルだね」と言ってもらえるのが憧れでした。


感覚的な「右脳」とロジカルな「左脳」を両方駆使している、という言葉は、私にとって最高のほめ言葉だったのでした。


■ この話を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

090330-1maipawapo.jpg


どうしてそう言われるようになったのだろう。


その理由は、外資コンサル会社で徹底的に「ロジカルに考える」訓練を受けたからではないかと思います。


私が図解するとき、最初からパッとイメージがわくわけではありません。


「これってどういうこと?」

「一番伝えたいメッセージは何?」

「何をどう伝えればわかりやすいの?」

「誰に向けて書いているの?」


などを、うんうん唸って考えていくうちに図がじわじわと浮かんでくるのです。最初に徹底的に「左脳的」に細かく考えるのですよね。


典型的右脳人間の私でも、考える訓練を受け、普段からも考えるクセをつけることによって、後天的に左脳的スキルを身につけることができました。


この経験から分かったことは3つ。


  • 図解化は絵的センスがなくてもできる
  • 思考能力をあげれば、図解化力はあとからついてくる
  • 思考能力も、訓練によって上げることが可能


図解をしたい!というとき、「でも私は絵的センスがないからムリ」とあきらめず、まず、考える力をつけることができれば、おのずと図解化力もアップしていきます。


芸術家には才能がないとなれないけれど、図解化のプロになることは、訓練によって可能なのです。


■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)


090330-1maipawapo2.jpg


この図では、配色のポイントを。


右脳=感情的なイメージを連想させる赤を

左脳=冷静なイメージを連想させる青を


テーマカラーにし、矢印やフローチャートも全部同系統で統一します。このことによって、ひと目でイメージが伝わるようになります。


また、フローチャートには、「図解」に至る過程を端的に表現し、左の顔のイラストと矢印でつなげて関連性を持たせることで、「図解とは、右脳と左脳を両方使う作業だ」ということがひと目で分かるようになります。


■ おまけ:こうやって描いてます(クリックで拡大)

090330-1maipawapo3.jpg


これも複雑であるようで実はシンプル。「楕円」で顔の形を書いて、「パイ」で脳をつくり、あとは「円弧」で目と口をつくりました。


「楕円」「パイ」「円弧」だけでここまでできます。簡単でしょ?




■ 編集後記

書評ブロガー 鹿田尚樹さんの「聞くが価値」セミナーに初参加。


憧れのお二人、岡島悦子さん、田島弓子さんがゲスト。仕事を一生、情熱をもってつづけていくためのロールモデルとなるお二人のお話は大変実りあるものでした。


岡島さんの「私ってすごいでしょ?じゃなくて、あなたにとってお得でしょ?をこころがける」という言葉にドキッ!


田島さんの「自分がサービスを受ける側だと思って会社に行くと間違う」という言葉に、ワタミ時代のダメダメOLだった自分を思い出し、またドキッ!


その他にも、この会ならではの貴重な話がもりだくさん。行って良かったです。



右脳と左脳を駆使した図解の技術を知りたい方。無料ニュースレター登録はこちら!


■ 最近の「なるほどね!」


「図解教の教祖」久恒啓一先生と、「小論文の神様」樋口裕一先生が、お互いの説を戦わせる!というすごい本、「図解vs文章」―ビジネスにはどちらが強い?どちらが役立つ?
を読みました。


  • 図解、文章、それぞれの専門家の立場から、ビジネスに図解や文章をうまく使うことにどんなメリットがあるかの論を展開

  • 同じ新聞社説を図解と文章でどう表現するかを戦わせる

  • 最後にお互いの立場から対談する

という、なかなか面白いスタイルの本でした。


ただ、タイトルのセンセーショナルさと中身にはかなりギャップがある本だったかなー、というのが正直な感想です。


そもそも図解だけ・文章だけではビジネスコミュニケーションはうまく回りません。それぞれの良さをお互い補完し合うことで相乗効果が生まれるのですよね。


こちらの本でも最後の対談では「結局お互いの目指すところは一緒だから、補い合いましょうね」というところで落ち着いています。


とはいえ、図解のプロ、文章のプロがそれぞれ語る視点は、かなり勉強になります。


どんな時に文章を使って、どんな時に図解化するのが効果的か?それを知るための入門編としてとても役立つ本でした。



■ この本の論点を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

090309-1maipawapo1.jpg


こちらの本では「文図両道」という言葉を提唱しています。


図解と文章を敵対的なものとして考えるのではなく、補い合うものとして考えましょう。なぜなら、文章も図解も、目指すゴールは一緒なんだから。ということです。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

090309-1maipawapo2.jpg



この図では、「図解 vs 文章」という考えでなく、「図解 with 文章」だということを端的にイメージできるようにしています。


否定したい図を小さく、主張したい図を大きく。そして矢印を使って遠近法のような役割を与えました。


また、「陰陽」の図を使ったのも大きなポイントです。図解と文章が融合している様子が、これで一目で分かるようになります。



ちなみにこちらで使った図形は、台形、フキダシ、星形、正円、半円、三角だけ。簡単でしょ?


■ おまけ:こうやって描いてます(クリックで拡大)

090309-1maipawapo3.jpg


え?簡単じゃない、って?


「陰陽」の図なんてどうやって描けばいいの?という声が聞こえてきそうですね。


これも、実は半円と正円だけで書いてます。


私がこの図に要した時間は5分程度。アタマを柔らかくして工夫すれば、陰陽のフリー画像を探してさまよう手間も省けるんですよ。





■ 編集後記


土曜日はホテルオークラにて、大学時代のゼミのOB会に参加しました。お世話になった先生やゼミ同期の友人と久々の再会。


先生はすでに70歳を超えられていますが、相変わらず元気で3時間立ちっぱなし、お昼抜きで講義をしてくださいました。


「完成図が分かっているジグソーパズルを組み合わせても、出来上がってからの嬉しさや充実感はない。あるのは安心感だけ。だから、計画をガッチリ固めて、すべて計画通りに遂行しようとするな!人生は、完成図のないジグソーパズルをいかに作ろうとするかを考えるからおもしろいんだ」


大学時代の、講義を聞いてワクワクしていた自分にタイムスリップしました。


完成図のないジグソーパズルをこれからも試行錯誤しながら作り上げていこう!と気持ちを新たにしました。

■ 最近の「面白い!」


2009年2月10日の日経新聞夕刊で、面白いコラムを見つけました。フランス文学者の鹿島茂氏のコラムです。


タイトルが「ソバかラーメンか」。食に興味がある私にとって、とても目を引くものでした。


鹿島氏によると、日本文化の特徴は2つのベクトルで捉えることができるそうです。そのベクトルとは、「ソバ的ベクトル」と「ラーメン的ベクトル」


両者には次のような違いがあるそうです。(黄色部分引用)



ソバ的ベクトル。これは、いったんルールと定数が定まると、それから逸脱することなく、厳密なルールと定数の内部での純化あるいは工夫を目指す方向。

(中略)

たとえば、そばつゆをトリガラで取るとか、そば粉の代わりに別な植物粉を使ったりしたら、ソバではなくなってしまう。つまり、各要素の選択において制限的であり、この意味で、ソバは均整と禁欲を旨とするクラシック(古典主義的)な食べ物であるといえる。


これに対して、日本文化にはじつはもう一つ、ラーメン的ベクトルというのがある。これは、最低限のゆるいルールと定数があるだけで、あとはなんでもござれの多彩的な方向。

(中略)

 いいかえると、ラーメンは外延的にも内包的にも、無限の変容と進化をつづける食べ物で、極端に言うと「これはラーメンでない」という言い方はあり得ない。

(中略)

この意味では、ラーメンは逸脱と変容を旨とするバロック的な食べ物であるといえる。


ラーメン屋さんから一部反発がありそうなネーミングですが、文化のタイプの違いに「ソバ的」「ラーメン的」というタグをつけてしまうところが面白かったです。


鹿島氏は、≪今度の恐慌でベクトルが内向きになり、鎖国的な情況が現れてくる可能性がある≫ため、日本文化は今後≪しばらくはラーメン的だろうが、やがて強烈なソバ的揺れ戻しがくるかもしれない≫と締めくくります。(≪≫内引用)


恐慌でグローバル企業が次々と赤字決算になっている現在。もしかしたら鹿島氏のおっしゃるように、もともと日本にある強みをもっと深堀りする「ソバ的」なマインドになっていくのかもしれませんね。


■ この論を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

090215-1maipawapo1.jpg


ソバ的ベクトルとラーメン的ベクトル。同じ「麺」を扱っていても、それぞれのベクトルが向かう先は全く別の方向です。これを一目であらわすため、こんな図を描きました。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

090215-1maipawapo2.jpg


対比を目立たせる上で気をつけたポイントは3つ。

  • 何が対比されているかを、最初に一言で示す
  • 両者が対比されているのが一目で分かるように、対比の矢印をつける
  • 両者同じ大きさの枠を配置し、その上に内向きのぐるぐる矢印、外向きのぐるぐる矢印をそれぞれ配置することで、明らかな違いを示す


この図解は、プレゼンで相手を説得するのにも使えます。


「ソバ的」な図をメインとすれば、「わが社は内向きにしか物事を考えてない、もっと外に目を向けましょうよ!」


「ラーメン的」な図をメインとすれば、「わが社は外ばっかり見すぎている!もっと内部をしっかりみつめましょうよ!」


どちらの説得にも使える、お得な図といえるでしょう(笑)特に社内ミーティングでの説得に効果がありそうですね!


ちなみにこちらで使った図形は、四角と円弧の変形のみ。簡単でしょ?


■ おまけ:こうやって描いています(クリックで拡大)

090215-1maipawapo3.jpg


「こんなぐるぐる矢印、テンプレートにも入ってないし描けないよ!」とお悩みの方。実は、凝っているようでこの図はすごくシンプルです。円弧で作った半円をコピーして回転させ、拡大して大きさを調整すればすぐ作れます。私がこの「ぐるぐる矢印」に掛けた時間は正味10分程度。慣れればチョチョイと作れちゃうんですよ。




■ 編集後記


昨日は大学時代の友人を自宅に招いてワイン&チーズ教室を開催しました。昼からワインを飲んだくれつつ、おしゃべりも楽しみました。休日お昼のお酒って、どうしてこんなにおいしいんでしょうね。背徳の香りがするからでしょうか。

■ で、裁判員になったら何するの?

早速前回の「裁判員制度を図解する(1) 概要と選任の流れ」の続きを。

じゃあ、実際裁判員に選ばれたら、いったい何が待っているのでしょうか。裁判の流れとともに追ってみましょう。


■ 1枚であらわすと?(クリックで拡大))

090202-1maipawapo-ver2.jpg


裁判員になると

  • 裁判の「審理」(冒頭手続・証拠調べ手続・弁論手続き)に立ち会います
  • 「評議」という、被告人の無罪/有罪、刑を決める議論に参加し、意見を述べる必要があります
  • 判決に立ち会います

これを1枚に表したのが、上記の図です。


■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

090202-1maipawapo-ver2-2.jpg


裁判の流れってどうなっているんだろう?裁判員制度が始まると、今までの裁判の流れがどう変わるんだろう?という、裁判員候補者が一番知りたそうなところを図解してみました。


ポイントは3つ。

  1. 「評議」が今までの裁判に新しく加わったプロセスなので、それが分かるように一段濃い色で塗る
  2. 裁判の流れと、裁判員の役割を分けて書く
  3. イメージ図で感覚的に分かるよう工夫する

ちなみにこちらで使った図形は、円形、角丸四角、立方体、台形矢印、資格のみ。簡単でしょ?


■ おまけ:こうやって描いてます(クリックで拡大)

090202-1maipawapo-ver2-3.jpg


描き方も教えてほしい、とのご意見いただきましたので、たまにおまけで「こうやって描いてます」を載せたいと思います。


複雑にみえるようで、実はすごくシンプルな図形の組み合わせなんですよ。簡単に描けるので試してみてくださいね。




■ 編集後記

裁判員制度のことを調べていたら、裁判を傍聴したくなり、初・東京地方裁判所に潜入してきました。大雨の中裁判所に向かったのですが、想像よりたくさんの人があふれていてびっくりしました。中には大学生や中学生と思える人たちも。みんなけっこう傍聴しているのですねぇー。

■ 最近の「うんうん、分かる!」


四ッ柳茂樹さんの「理系アタマのつくり方」を読みました。


著者の四ッ柳さんは、起業・新事業支援を行うコンサルタント。

  • 京都大学大学院の工学研究科卒業
  • NTT研究所にて次世代ネット活用の研究を行う
といったように、もともとはバリバリ理系のお方。でも現在は起業相談、講師業など、文系要素であるコミュニケーション能力を駆使して活動されています。


その経験から、文系アタマに偏りがちな人のために、「理系アタマ」に必要な要素を物語形式で書かれたのが、この本です。(12日23時59分まで、アマゾンキャンペーンを行っているそうです。福島正伸さんとの対談音声ファイルなどのプレゼントがあるそうなので、興味がある方はぜひ!)


四ッ柳さんによると、理系的な思考のプロセスに欠かせない要素は4つあるそうです。

  1. 論理力(Logic)
  2. 抽象力(Abstraction)
  3. 計算力(Calculation)
  4. 実験力(Experimentation)

これらを「LACEの法則」と名づけて説明されています。

日々ビジネスノウハウとして重要視されている、「文系アタマ」の影に隠れて見落としがちな、「理系アタマ」の重要性を、LACEの法則を通じて伝えています。(黄色部分引用)



一般的に、ビジネスのノウハウとして「営業力」「プレゼン力」「コミュニケーション力」などのいわゆる「文系アタマ」の要素が重視されがちですが、仕事の現場において実際にさまざまな問題を解決していくためには、「文系アタマ」とは対照的な能力であるこれら「LACE」の力が不可欠なのです。


私自身、いつも感覚的に動いて失敗してしまうバリバリの文系人間。しかも、見た目がほわーんとしているので、たまに「ホントに外資系コンサルにいたの?」と言われてしまうくらい(大汗)ですので、この本はとてもためになりました。


そういえば外資系コンサルタントは理系出身の人がかなり多かったです。物ごとを論理的に考え、それを分かりやすいコトバに落とし込み、相手を説得する。まさに理系アタマと文系アタマのバランスがあってこそ、仕事がうまくいくんだろうなー、と思います。私も頑張らないと!


■ この論を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

0901112maipawapo.jpg


この本は「理系アタマ」について説明していながら、「だから理系ってすごいだろ」的な自慢ではなく、「文系アタマ」をいかに組み合わせて仕事をうまくやっていくかに重点を置いています。それをこの一枚であらわしました。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

0901112maipawapo2.jpg


図解の上でのポイントは3つです。



  1. 「理系アタマ」と「文系アタマ」の円を半透明にし、重なり部分が分かるようにする


  2. 「理系アタマ」のについて主に語っている本なので、「文系アタマ」よりも目立つように太い線にする


  3. 「LACE」がポイントなので、頭文字を目立たせるために赤字でフォントを大きくする




ちなみにこちらで使った図形は、円形と矢印、四角形のみ。簡単でしょ?




■ 編集後記



昨日は自宅で、大学時代の友人を対象にワイン&チーズ教室を開催しました。手作りパンとチーズ&ワインをお昼から楽しみつつ、懐かしい話もできて楽しかったです!家に人をよぶと、掃除をするので部屋も片付いていいですね。

■ 最近の「これはすごい!」


あけましておめでとうございます。今年も月曜更新で、この1枚パワポブログを続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


年始は夫の実家、静岡県富士宮市に帰省していました。


富士宮市は、最近「富士宮やきそば」でとても有名になりました。私も富士宮やきそばは大好物で、実家に帰るといつもお土産に持って帰ります。



固めでシコシコした独特の麺、豚の背脂を揚げた「肉かす」、削り節と青のりが入った「だし粉」が特徴のこのやきそば。もともとは全く無名のものでしたが、「富士宮やきそば学会」を中心とした地域を挙げての活動の結果、ご当地グルメの雄の座を勝ち取りました。


富士宮やきそば学会の活動は地域振興のモデルになっています。既に、この学会では地域ブランドの確立のお手伝いもしているそうです。


富士宮やきそばが有名になるまでは、長崎のハウステンボス、志摩のスペイン村、そしてラーメンやスイーツ、餃子などの食のテーマパークといったように、「ハコモノ」を作らないと、地域活性なんかできない、と皆が思いこんでいました。


その前提を覆し、その地域が持っている良さを最大限引き出そうとした発想力。見習いたいなーと思います。



■ この論を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

090105-1maipawapo.jpg



私が考える富士宮やきそばのすごいところは「地域に人を呼ぶために新しく目玉を作るのではなく、今ある地域の良さをどう引き出すか」にフォーカスしたところです。


一面的視点から、多面的視点へ。今までの視点と富士宮やきそばの視点は何がどう違うかを、この図で示しました。


ちなみに最近、高速道路のサービスエリアでもご当地グルメを狙って歌を作ったりしているところがありますよね。目新しいので一時の話題にのぼるかもしれませんが、「どうしてこのサービスエリアでそれを売る必要があるか」という視点が欠けていると思います。


「良さを引き出す」のじゃなく、「新しく話題づくりのために新商品を作っている」ため、富士宮やきそばほどは盛り上がらないでしょうね。


■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

090105-1maipawapo2.jpg


今回の1枚パワポは、実は、図がなくて文字だけでも意味は通じます。でも、この箱と虫眼鏡の図を挿入することによって、より感覚的に、今までの視点との違いが分かるようになります。


ポイントは3つ。

  1. 丸と線を使って虫眼鏡を作り、立方体を見つめている様子を表す

  2. 一面的視点と多面的視点では全く結果が違ってくる、ということを表すために、対比の矢印をつかう

  3. 「多面的視点」全体を四角の枠で囲い、目立たせて多面的視点の重要性を強調する


ちなみにこちらで使った図形は、円形と線、立方体のみ。簡単でしょ?




■ 編集後記

今日が仕事始めの方も多いのではないでしょうか。私も今日が本格的仕事始め。すっかり重くなってしまった体にエンジンをかけています。年初からすべきことが多く、ちょっとバタバタしていますが、ひとつひとつ、落ち着いて進めていこうと思います。

■ 最近の「うんうん、分かる!」

2008年11月29日(土)の日経新聞夕刊に、京都女子大学の泉加代子教授が高齢者のおしゃれの効用について解説されていました。(黄色部分引用)


高齢者の「衣食住」のうち、健康維持のための「食」やバリアフリーなど「住」は取組みが進んでいる。一方で「衣」の分野はどうか。残念ながら遅れていると言わざるを得ない。


洋服ひとつで、気分も明るくなり、自分に自信を持つようになる。それなのに、地味な服でおしゃれの意欲をなくしている高齢者が多いそうです。


また、周囲も高齢者のおしゃれについて無頓着なところがあると指摘されていました。

特に介護施設では介護する側の能率を優先した衣服を着用させるところも多く、高齢者の自己実現の意欲を喪失させてしまう。


この問題を解決すべく、泉教授は特別養護老人ホームや介護老人保健施設などを訪問し、「ファッション・セラピー」を開催しているそうです。


お年寄り一人一人にスタイリストとして学生をつけアドバイスをすると、だんだん表情や態度に明るい変化が出てくるとのこと。


確かに、ちょっと髪を切ったり、爪をキレイにするだけで気分がとてもよくなったり、ワクワクしたり、外にでかけたくなりますよね。


生命に直接かかわらないせいか、「食」「住」に比べてあまり重要視されていない「衣」ですが、もっと重要視してもいい!という主張、思わずうんうんと頷きました。



■ この論を1枚であらわすと?(クリックで拡大))


081201-1maipawapo.jpg


この論で言いたいことは以下の2つです。

  • 高齢者介護の場では、「食」と「住」に比べて「衣」のウエイトが低い
  • 「ファッション・セラピー」で「衣」のウエイトをあげることが、高齢者の元気につながる


このポイントを1枚の図で表現しました。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)


081201-2-1maipawapo.jpg


では、図解の上でのポイントは何でしょうか。


「衣」が小さいのだけど、十分に「のびしろ」がある、ということです。


これを示すために、3つの輪のうち、「衣」だけ小さく書き、大きくなる余地があることが分かるよう、「食」と「住」と同じ大きさの輪を点線で示しました。


さらに、小さい輪と大きい輪の間に矢印を加えることで、矢印の分だけ、「のびしろ」がありますよ!というのを表現しています。



ちなみにこちらで使った図形は、輪と矢印のみ。簡単でしょ?



■ 編集後記

私が主催する早朝グルメの会に来て下さった方と名刺交換した際に、

「あれ?図解のプロなのに名刺は文字ばっかりなの?」と鋭いツッコミを入れられました。確かに。。。。

早速名刺のウラオモテに事業内容と自分のミッションについての図を入れました。土曜に開催されたセミナーに持参したところ、自分の「強み」と「らしさ」がでている、と言ってくださる方が増え、うれしいです!

ツッコミを入れて下さったDさんに大感謝です!

■ 最近の「うんうん、分かる!」

日経新聞夕刊に、三浦雄一郎さんの次男であり、スキーヤー/登山家である三浦豪太さんが連載でコラムをかかれています。

2008年11月22日の記事は、≪「アホ」は「賢い」に勝る≫というテーマでした。


豪太さんの定義する「アホ」とは、次のような人です。(以下引用)

ここでいう「アホ」とは、「焦らず、おごらず、腐らず、陽気に笑い人を笑わせ、不器用だがすべてに前向きに取り組み、回り道をするが最後には大きな答えにたどり着く人」を指し、れっきとしたほめ言葉である。



豪太さんがモーグル選手をしていたとき、一番警戒したのは「アホ」な選手だったそうです。(以下引用)

「賢い人」は先が読める分、早い段階で無理を見極める。しかし「アホ」な選手は自ら限界を定めないため、普通の人があきらめるところを簡単に突破してしまうことがよくある。



私自身、2回大学を失敗した上に大学を休学して受験にチャレンジしたり、大企業にいかずあえてベンチャー企業に入ったり、先行きが見えない今の時期に会社を辞めて独立したりと、何かと無茶に走っている「アホ」なので、大変興味深く読みました。



私は要領のいい人間ではありません。だからこそ、他の人がやらないことを、どれだけ愚直に前向きに進んでいくかが大事だと思うんですよね。それに、やらないで後悔するよりも、やって後悔したほうがいいじゃない!そういう考えなんです。だから今回の記事に深く共感したのでした。



■ この論を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

081124-1maipawapo.jpg



私はこのコラムを読んで、「賢い人」はPDCAサイクルを1度回して満足する分、小さくまとまるのに対し、「アホ」はPDCAサイクルを何度も回し続ける中で大きく成長するのだと思いました。



PDCAサイクルとは、戦略を建てる上で重要なプロセスのことで、P(Plan:計画)、D(Do:実行)、C(Check:検証)、A(Action:是正)の頭文字をとったものです。



「賢い人」は一度で問題点や限界を見極める。でもその分自分の成長範囲を自分で狭めてしまっているのではないだろうか。一方、「アホ」は自分の限界を知らない、「身の程知らず」。でも何度もトライ&エラーを繰り返していくうちにいつの間にか、自分でも思いもよらなかったくらいに成長するのではないか。その想いを図にしました。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

081124-1maipawapo1.jpg


この図では、左右に「賢い人」と「アホ」を対比させています。ここで伝えたいのは「アホ」のほうが実は強いよ!ということなので、左の「賢い人」を小さく、右の「アホ」を目立つようにします。



では、目立たせるためにどういった工夫をしたらよいでしょうか。



ポイントは3つ。
1.両極端のものを比較するときは、両端に矢がついている矢印をつかいましょう。
2.「アホ」のPDCAは、だんだん濃い色になっていくように塗り分けましょう。
3.「アホ」のPDCAは、らせんの矢印をだんだん太くしていきましょう。



このことで、何度もトライ&エラーを繰り返していくうちに高みに登っていく「アホ」を表現することができますよ。



ちなみにこちらで使った図形は、楕円形と曲線の矢印のみ。簡単でしょ?


外資系コンサル仕込みの「左脳的思考」に「右脳的思考」を加えた「池田式」図解の技術を知りたい方。無料ニュースレター登録はこちら!


2010年10月16日発売!図解スキルでスケジュールも作りました『朝活手帳2011』

詳細情報はこちら


2010年3月19日発売!本の挿絵、図解全てかいてます。『夢が現実化する「1枚図解」』

期間限定!まえがき無料ダウンロードできます。


たちまち6万部突破! 本の図解ラフ案にも関わってます。CONECTA代表池田千恵の初の著書『「朝4時起き」で、すべてがうまく回り出す!』

■ プロフィール
池田千恵(いけだ ちえ)

CONECTA代表。図解化コンサルタント。

お問い合わせメールアドレス:info★conecta.jp(★を@に変えてください)

詳しいプロフィールはこちら

メディア掲載履歴はこちら

  • 福島県生まれ。磐城女子高校卒業
  • 慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ワタミ入社
  • ワタミから外資系戦略コンサルティング会社に転職
  • パワーポイントプレゼン資料作成のプロとして、毎日50~100枚、累計75000枚以上のプレゼン資料を作成
  • その経験を生かし、社内のコンサルタントに技術指導する役割を担った後、独立
  • コンサルタントのプロジェクト成功を陰で支えた経験から、考えをまとめる/人を動かす図解資料のポイントを体系化
  • プライベートからビジネスまでの様々な問題解決に図解技術を応用するスキルを伝えている
  • twitterは こちら

詳しいプロフィールはこちら



早起きで、朝9時までを有効活用!「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」公式サイトはこちら

Powered by Movable Type 4.22-ja


ウェブページ

2010年10月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のコメント

アーカイブ

アイテム

  • 20101005-fujiisan.jpg
  • 20100917-1maipawapo2.jpg
  • 20100917-1maipawapo1.jpg
  • 100617-1maipawapo2.jpg
  • 100617-1maipawapo.jpg
  • 20100607-1maipawapo2.jpg
  • 20100607-1maipawapo.jpg
  • izakayazukai.jpg
  • ikedachie-profile.JPG
  • 090918-1maipawapo3.jpg

あわせて読みたいブログパーツ