※2010年10月4日追記:こちらのエントリが、日経BP社『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』特設サイトにて紹介されました!
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愚直であれ

バイブル

ジョブズのプレゼンのごとく魅了されるコンテンツ

実際の動画と共に!

プレゼンは才能じゃない
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則。
これは、実は7月の発売直後に買い、すぐに読み終えていました。
最初に読んだ時もすごいと思ったのですが、改めて読み直しても新たな発見がたくさん。今でも書店で目立つところにある理由が分かります。
2年くらい前でしょうか。夫がMacにはまり始め、我が家のウィンドウズマシンが徐々にMacに切り替わっていきました。
誕生日プレゼントにノートPCを買ってくれる、というのでレッツノートを希望したのに、なぜか誕生日にMacBook Airが届いたりして、当初はちょっと困惑しました(笑)
プレゼントもらっておいて、「なんでMacなの!」って怒ったりして。。。
どうして、Macにはこのように人を熱狂的にさせる魅力があるのでしょうか。
製品のすばらしさは大前提ですが、その素晴らしさを効果的に伝えるジョブズの存在も大きい。
その秘密が、具体的事例とともに書かれています。
もうすでに、様々な書評家の方がこの本の素晴らしさについては書かれていますし、詳細なテクニックについては本を読んでいただくのが一番。
私はやっぱり1枚図解、ということで、ジョブズのプレゼンの根底に流れるものについて、今まで一般的に「プレゼン」といわれているものとの比較を試みることにしました。
■ この本を1枚であらわすと?(クリックで拡大)
今まで、(特に日本においては)プレゼンというのは「つつがなく」終えるためのものでした。
相手を動かし、行動まで導くというよりは、間違いなく情報を伝えることに重きを置いていました。
一方、ジョブズのプレゼンは、情報を伝えるだけでなく、その情報を聞いた人が、どうしても行動(=購入)したくなってしまいます。
その根底には、共感があるのではないかと感じました。
今までのプレゼンを聞いた聴衆の感想が「ふーん。わかった」なら、ジョブズのプレゼンは「うんうん、そうだよね、わかる!いいよね!」。
反応の違いの鍵を握るのは「共感」。
これはプレゼンに限らず、相手に動いてもらうために今、とても重要なキーワードなのではないか。
この本を読んで感じました。
そういえば、外資戦略コンサル勤務時代、外資なのでプレゼン資料にもカタカナ英語満載資料も作っていました。でも結局分かりやすくて面白い!と思える資料は、ひらたい言葉で、先生口調じゃなくて、わくわくする資料だったなーと思いだしました。
東洋経済新報社
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人を動かすプレゼンの技術

既刊号も全て読みたい
なお、この本と合わせて読みたいのが、『Think! 2005年冬号』です。
タイトルは「表現力を鍛える―人を動かすプレゼンの技術」。これ、先日バックナンバーを購入したのですが、プレゼン資料作成のコツから、プレゼンの準備の仕方、本番まで、トータルで様々なプロのアドバイスが載っています。超おすすめ!!
■ おまけ:こうやって描いてます(クリックで拡大)
パワポにすでに入っているオートシェイプを使うのも手軽でいいですが、四角+矢印でオリジナルオートシェイプを作ると、色や形を自由に変えることができて、よりプロっぽくなります。
また、言葉の使い方でもポイントが。対比する図の場合は、対象の言葉の「ニュアンス」もきっちりそろえましょう。それだけで、比較の鮮やかさが違います。
試してみてくださいね!
■ 編集後記
今回ご報告が2点あります。
1.
来週9月21日(火)より1ヶ月間、日経産業新聞 ビジネススキル面で連載することになりました!タイトルは「見直そうノート術」。仕事に役立つノートの活用法を5回にわたり説明いたします。iPhone, iPadなど、デジタルの電子機器でタスク管理がどんどんできてしまう現在、あえて手書きにこだわる理由、デジタル機器とのすみ分けなどについてもお伝えできたらと考えています。
2.
2010 年10月5日(火) 19:00 ~ 21:00 、秋葉原にて、『夢が現実化する「1枚図解」』をベースにした図解セミナーを開催いたします! ビジネス選書&サマリーで有名な藤井孝一さんにお招きいただきました。このテーマでのセミナーは初。楽しみです!

外資系コンサル仕込みの「左脳的思考」に「右脳的思考」を加えた「池田式」図解の技術を知りたい方。無料ニュースレター登録はこちら!
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