"考える・まとめる・表現する―アメリカ式「主張の技術」" を図解化する

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こんにちは。図解化コンサルタント CONECTA(コネクタ)の池田千恵です。


■ 最近の「うんうん、分かる!」


"考える・まとめる・表現する―アメリカ式「主張の技術」"(NTT出版 大庭コテイさち子著)を読みました。



考える・まとめる・表現する―アメリカ式「主張の技術」
大庭 コテイさち子
エヌティティ出版
売り上げランキング: 1204
おすすめ度の平均: 5.0
5 応用自在!
5 こどもの学習に効果がありました!
5 ワールドスタンダードな話し方・書き方の基本;絶対おすすめ
5 アメリカ式「主張」の技術が分かった!


この本は、コロンビア大学教育者大学院で教育学を研究した著者が、アメリカ人なら小学校時代から誰でも学んでいる教育メソッドを体系化して紹介したものです。



著者によると、主張と説得にはテクニックがあるそうです。



アメリカではそのテクニックについて小さな時から体系的に学んでいるため、論理的で説得力がある文章を書いたり、プレゼンをしたりが自然にできるとのこと。



この本では、相手に効果的に伝えるための「主張と説得の技術」を明らかにして、私たちにも応用できるように体系だてています。



実はこの本、プレゼンの技術だけでなく、図解化の技術をを向上させる上で重要なエッセンスが詰まっている、お得な本です。



思考を図解化することにより、論理的に考え、明快に伝える技術が、豊富な具体例とともに書かれているからです。



特に第2章に書かれてある、ハイルー博士がまとめた8つのマップは保存版です。


これを覚えるだけで、あなたの図解化能力、論理的思考能力は飛躍的に上がる!と断言できます。


※ハイルー博士の8つのマップとは以下の通り。

1.丸を埋める:サークルマップ(関連と定義)
2.丸をつなげる:バブルマップ(クオリティ(性質・特徴)描写)
3.丸を並べる:ダブルバブルマップ(比較対照)
4.線でつなぐ:ツリーマップ(分類)
5.くくって考える:ブレイスマップ(全体と構成要素)
6.並べて考える:ブリッジマップ(類似・相似比較)
7.四角をつなぐ:フローマップ(連続・順序・つながり)
8.四角をふやす:マルチフローマップ(原因と結果・効果)


とはいえ、この本はなかなか読むのに骨が折れる一冊ではあります。


なぜならば、どんな時に、どんな図解が適切、という一覧表のような図がないために、本をさらっと読んだだけですぐに応用するのが難しいからです。


私のイチオシ本、描いて売り込め! 超ビジュアルシンキングのp187、「ビジュアルシンキング・コーデックス」のように一覧で眺められる図を作ってくれたらよかったのに!!そこが残念です。


描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング
ダン・ローム
講談社
売り上げランキング: 673
おすすめ度の平均: 4.5
4 何について書かれた本かと聞かれると説明がムツカシイ・・・
5 見ているだけで楽しくなるし、やってみたくなる
5 ■本物のフレームワークが身につきそうです!

(本ブログでの紹介記事はこちら



■ 要点を1枚であらわすと?(クリックで拡大)

090706-1maipawapo.jpg


誰もやらないなら私がやる!ということで、手はじめに

1.サークルマップ(関連と定義)
2.バブルマップ(クオリティ(性質・特徴)描写)
3.ダブルバブルマップ(比較対照)

を1枚にしたのが、上記の図です。


■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

090706-1maipawapo2.jpg



2章では、考えを図式化する際に、大きく分けて4つの方法を挙げています。

1.○(丸)で考える
2.―(線)で考える
3.並べて考える
4.□(四角)で考える


今回は、1.の「○で考える」を例に図解化しました。


図解化する際のポイントは3つ。

1.タイトルに、今回のマップはどんな時に使えるものかを明記しましょう。
2.それぞれのマップの作り方を、端的に表現しましょう。
3.それぞれのマップの目的・用途を本から抽出しましょう。


このテンプレートを使って、「丸で考える」以外の残りの3つ(「―(線)で考える」「並べて考える」「□(四角)で考える」)をご自分で図にしてみると、自分だけの一覧表ができるので、より図解に対する理解が深まります。


ぜひやってみてくさいね。



ちなみにこちらで使った図形は、丸と線のみ。簡単でしょ?




■ 編集後記



7月23日に発売する私の初の著書、


"「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!" (マガジンハウス刊。アマゾンで予約始まりました)の出版報告のため、前職のコンサル会社のパートナー(日本でいう取締役のような位置付け)とディナーをしました。



彼はプレゼン&パワーポイントの超プロ。本を出すことによって今後プレゼンの機会が増えるであろう私に、様々なアドバイスを下さいました。



一番心に刺さったのは、「紙の奴隷になるな」という言葉。



多くのプレゼンターは、パワポを作っているうちに、これを作って何を伝え、その結果どうなってほしいのか、という大目的を忘れてしまい、「紙づくり」に専念してしまう。



だから、言い回しが回りくどくなったり、わざと複雑な図を書いて自己満足に陥ってしまう。



「これを使って、いったい何をしたいのか?」ということを常に自分に問いかける。シンプルだけど深い言葉でした。




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コメント(2)

はじめまして。「考える・まとめる〜」の大庭コテイです。偶然こちらのページを見つけました。図式化の専門家、池田さまのブログでご紹介頂き光栄です。ありがとうございました。また、"「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!" のご出版おめでとうございます。早くもアマゾンで一位ですね!すばらしい!!

ご指摘のように目的と用途を並べるとよくわかりますね。参考になりました。実はこれらの思考図は、考案者のHyerle先生ご自身は形で分けておられず、「8つもあって覚えにくい」とおっしゃっていました。そこで、丸3・線3・四角2とすると簡単に覚えられるとお伝えしました。それらがこうして一覧できるようになると本当に応用が広がりますね。

考えていることを形にする作業は、学習の基本、コミュニケーションの基本、ビジネスの基本だと思います。どうぞこれからもますますご活躍くださいませ。

大庭コテイさち子さま、著者ご本人からご連絡いただけるとは、うれしいです!

考えることを形にすることができれば、人生が劇的にうまくいくようになりますよね。これからも大庭さまのご著書で勉強いたします。

ありがとうございました!


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■ プロフィール
池田千恵(いけだ ちえ)

CONECTA代表。図解化コンサルタント。

お問い合わせメールアドレス:info★conecta.jp(★を@に変えてください)

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  • 福島県生まれ。磐城女子高校卒業
  • 慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ワタミ入社
  • ワタミから外資系戦略コンサルティング会社に転職
  • パワーポイントプレゼン資料作成のプロとして、毎日50~100枚、累計75000枚以上のプレゼン資料を作成
  • その経験を生かし、社内のコンサルタントに技術指導する役割を担った後、独立
  • コンサルタントのプロジェクト成功を陰で支えた経験から、考えをまとめる/人を動かす図解資料のポイントを体系化
  • プライベートからビジネスまでの様々な問題解決に図解技術を応用するスキルを伝えている
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