パワポを使う人、パワポに使われる人を図解化する

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こんにちは。図解化コンサルタント CONECTA(コネクタ)の池田千恵です。


■ 最近の「うんうん、分かる!」


今朝(2009年6月8日)の日経新聞朝刊「インタビュー 領空侵犯」に、興味深い記事がありました。



タイトルは「プレゼンツールは要らない」



「超」整理法など、数々のベストセラーを出されている、早稲田大学大学院教授の野口悠紀雄氏が、プレゼンツールの弊害について斬っています。



私はプレゼンツールであるパワーポイントでの図解を生業としているので、「描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング」を見つけた時と同じくらい、ドキっとしました。



野口氏も以前はパワーポイントを使っていたそうです。でも、資料を投影することによって聴衆の目がスクリーンに行ってしまう。自分を向いてほしいのに向いてくれずにお互いが一方通行になる、と気づいてから、ツールを使うのをやめたそうです。


とはいえ、野口さんも、パワーポイントなどのツールを全面否定はされていません。(黄色部分引用)




私はツールを全面的には否定していません。以前、多くの写真を写し、効果的に活用しているお医者さんもいました。大事なのは本人の話であり、それを補足する手段として使いこなすべきです。




さらに、野口氏はこうおっしゃっています。(黄色部分引用)



日本では見栄えのするプレゼン資料を作ることが目的化しています。つまり道具に使われてしまっているわけですね。重要なのは自分が何を伝えたいのか、それにはどう伝えたらいいのか自分の頭で考えることでしょう。



つまり野口さんは、パワポに使われる人間があまりにも多いことを指摘しているわけです。



トヨタで「パワポ禁止令」が出たことが話題になりましたが、これも野口さんと同じ考え方なのでしょうね。パワポに使われて、フルカラーで何枚も無駄な資料を作ってごまかす人が多いから、パワポが悪人になってしまうのです。



パワポは悪くないのに...。



と、今は偉そうに行っている私ですが、もともと私がパワポプレゼンに頼るようになったきっかけは、「口べたで、画面を見ないとプレゼンできなかったから」


つまり、正直なところ、私も最初はパワポに全面的に頼って、パワポに書かれた文字を一生懸命読み上げる、パワポに使われてしまう人間でした。


しかし、図解化能力が向上していくにつれ、図を見ただけで説明がすらすら口からでるようになってきて、その結果、パワポの画面だけをずーっと見続けることがなくなってきました。


自分の頭で考えることができ、それを補足する手段としてパワポを使えるようになってきたのです。


その点からも、野口氏の話は大変共感できるものでした。



■ この論を1枚であらわすと?(クリックで拡大)


090608-1maipawapo.jpg



パワポを使う人とパワポに使われる人の違いって、いったい何だろう?その差は、「目的意識の有無」ではないかと思います。


プレゼンは、「発表する」ことが目的ではありません。発表して、人を動かす」ことが目的なのです。


それができなかったら、それは「パワポに使われている」のと同じこと。パワポの画面をじーっと見つめ、杓子定規に資料を読み上げるだけだったら、プレゼンターの意味はありません。



派手なアニメーションがついていて、一見カッコ良さそうなプレゼンもよく見かけますが、「その丸の動きって、何の意味があるの?」と首をかしげてしまうことも少なからずあります。



この図なんて、超シンプルでアニメなんて一切使ってないですが、整理されていて意味が通じるでしょう?


アニメなんてなくても十分プレゼンはできるし、文字を1枚にぎっしり詰め込まなくても、キーワードだけ理解できたら、画面を見つづけなくてもプレゼンはできるのです。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

090608-1maipawapo2.jpg



この図の大きなポイントは、どでかいフォント&薄い色で「○」「×」を作り、背面に配置したことです。



実はこの大きい「○」と「×」、入れなくても意味は通じます。



でも、これを入れることによって、「パワポを使う人」「パワポに使われる人」を、より鮮やかに、一目で対比させることができます。



また、よく私が使う手法の「対比の矢印」もポイント。矢印で挟まれた左右の文章のリズムやトーンもなるべく揃えるのがポイントです。



そして、これはかなりオタクなポイントですが、「○」と「×」は実は同じ大きさのフォントを使っていません。


×を丸よりも大きくしないと、パッと眺めた時に同じ大きさに見えないんです。細かいこだわりですが、このこだわりがあってこそ、パワポがプロっぽく見えるんですよ。



ちなみにこちらで使った図形は、線と矢印のみ。簡単でしょ?




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コメント(2)

なるほどです~。
パワポを使ってセミナーを進めて行きたいと
思っているのでとても参考になりました。

パワポの内容を読み上げれば忘れなくていいかも
と密かに思っていた部分を見透かされてドキッ★としました。


■書くことはスキルを身に付けるためにする作業。

■話すことは身についたスキルを人に伝えるための作業。


と、今の段階ではこう考えています。

それではまた~^^

たけだようこさん
コメントありがとうございます。

人に伝えるためには、自分にしっかり身についてないと難しいですよね。自戒をこめて精進しようと思います!


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■ プロフィール
池田千恵(いけだ ちえ)

CONECTA代表。図解化コンサルタント。

お問い合わせメールアドレス:info★conecta.jp(★を@に変えてください)

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  • 福島県生まれ。磐城女子高校卒業
  • 慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ワタミ入社
  • ワタミから外資系戦略コンサルティング会社に転職
  • パワーポイントプレゼン資料作成のプロとして、毎日50~100枚、累計75000枚以上のプレゼン資料を作成
  • その経験を生かし、社内のコンサルタントに技術指導する役割を担った後、独立
  • コンサルタントのプロジェクト成功を陰で支えた経験から、考えをまとめる/人を動かす図解資料のポイントを体系化
  • プライベートからビジネスまでの様々な問題解決に図解技術を応用するスキルを伝えている
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