「もったいない主義」を図解化する

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こんにちは。図解化コンサルタント CONECTA(コネクタ)の池田千恵です。

■ 最近の「なるほどね!」

もったいない主義―不景気だからアイデアが湧いてくる! (幻冬舎新書)
小山 薫堂
幻冬舎
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おすすめ度の平均: 5.0
5 本題以外にも、「おくりびと」の誕生秘話が、さりげなく書かれていることで、物凄く得をしたような気分にさせてくれます


アカデミー賞受賞で脚光を浴びた「おくりびと」の脚本家であり、食やエンターテイメントなど、様々な分野に造詣が深い小山薫堂さんの新刊、「もったいない主義―不景気だからアイデアが湧いてくる! (幻冬舎新書)」を読みました。


私は小山薫堂さんが大好き。dancyuに連載されている「一食入魂」を毎回読みながら、お腹をぐうぐう鳴らしている一人です。食べ物や料理にまつわる方への愛が文章からにじみ出てくるのですよね。


憧れの薫堂さんの新刊ということで、ファンの一人として買った本でしたが、これは私にとって、実にパンチのある本でした。私にどうして「企画力」が不足しているかをガツンと指摘してくれたのです。


(黄色部分引用)


企画という仕事はやはりすごく面白い。人々が何にワクワクするか、何を求めているか、どうすれば喜んでくれるかを考えるのは、すごく楽しい作業だと常々思っています。

(中略)

どうすれば人に喜びを与えられるかを考えるとは、別の言葉にすると「思いやり」です。企画とは人のことを思いやったり、慮ったりすることでもあるのです。


私は「早朝グルメの会」「5月9日はゴクゴクの日」など、企画をいろいろ考えるのが好きです。でも、その楽しさをどうやって世に伝えるかというとき、「思いやり」の視点が足りなかった!と気づいたのです。


ついつい自分目線で「自分が楽しいんだから相手だって楽しいにきまってる!」と、思いこみ、独りよがりな表現になってしまっていることが多いのです。ハッとしました。


相手がどう感じて、どうすれば喜んでくれるか、という視点を改めて考える上で、この本に出会えたことに感謝しています。


■ この論を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

090406‐1maipawapo1.jpg


私はこの本に、「企画とは、究極の思いやり」なんだと教えてもらいました。


ではその思いやりは、具体的にどのような過程を経て企画へと変化していくのだろう。そのフローを図解化してみました。


企画がカタチになり、思いやりあふれたものとなって完成するためには、以下の3つの手順があるのではないでしょうか。


  1. いったん「幽体離脱」し、思いこみの枠を外す
  2. 人々に「憑依」して、徹底的に相手のことを考える
  3. 「憑依」して得られたエッセンスに「もったいない」をかけ合わせる


「幽体離脱」は「コンサルタントの「質問力」」の著者、野口 吉昭さんが好んで使われる言葉で、一旦主観を捨て、一歩引いた目線でものごとを俯瞰するということです。


「幽体離脱」して俯瞰したあと、「憑依」して徹底的に相手の立場になって考える。すると、「もっとこうしたらいいのに」という気持ちが生まれてくる。


そこに自らの視点である「自分だったらこうするのに」という意見、つまり「もったいない」をかけ合わせる。それができているから、薫堂さんの企画はいつも輝きを帯びてきているのではないだろうか。そう思いました。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

090406‐1maipawapo2.jpg


今回は視線の流れを意識した図解のポイントと、お絵かきのポイントを。


  1. ①、②、③の流れで文を読んでほしいので、目線が動く順番にフキダシを配置するようにしています
  2. 「幽体離脱」の図を書く際、上から眺めている様子が伝えるために、黄色い光のグラデーションを描いています
  3. 「幽体離脱」から「憑依」に至る過程が感覚的に分かるように、「青い人」の絵の背後にぴったりとくっつけてグレーの「人」を書いています


ちなみにこちらで使った図形は、矢印、フキダシ、星型、丸、角丸四角のみ。簡単でしょ?




■ 編集後記


金曜日は前職でコンサルタントだったSちゃんと、四川料理を食べに赤坂へ。紹興酒を一本二人で開けながら、いろいろな話をしました。

お酒でゆるくなった頭で、これからの事業戦略などをSちゃんに相談するうちに、いろいろな気づきがありました。おしゃべりをしようと飲みに行ったのに、公開コンサルティングをしてもらったような気分。Sちゃん、どうもありがとう!





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■ プロフィール
池田千恵(いけだ ちえ)

CONECTA代表。図解化コンサルタント。

お問い合わせメールアドレス:info★conecta.jp(★を@に変えてください)

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  • 福島県生まれ。磐城女子高校卒業
  • 慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ワタミ入社
  • ワタミから外資系戦略コンサルティング会社に転職
  • パワーポイントプレゼン資料作成のプロとして、毎日50~100枚、累計75000枚以上のプレゼン資料を作成
  • その経験を生かし、社内のコンサルタントに技術指導する役割を担った後、独立
  • コンサルタントのプロジェクト成功を陰で支えた経験から、考えをまとめる/人を動かす図解資料のポイントを体系化
  • プライベートからビジネスまでの様々な問題解決に図解技術を応用するスキルを伝えている
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