2009年2月アーカイブ

■ 今回は趣向を変えて...


私が代表をしている「CONECTA」。現在ホームページを鋭意制作中で、3月はじめには公式サイトをアップします。


公式サイト公開前に、一体CONECTAって何?というのを図解化してみました。


■ CONECTA=繋げる(クリックで拡大))

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■ 何をして「繋げ」てるの?(クリックで拡大))

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■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

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1枚目の図では、「成長」を表すために、「人」の形をだんだん色を濃くしていく&拡大していく、というテクニックを使っています。これを使うと立体感が出る上、未来につながっていく希望が表現できます。


ちなみにこちらで使った図形は、丸、楕円形、矢印のみ。簡単でしょ?


以下、「なぜ、"図解"と"早起き"と"飲食"なのか」「なぜ世の口下手にエールを送りたいのか」について、長くなりますが書こうと思います。


■ 最近の「面白い!」


2009年2月10日の日経新聞夕刊で、面白いコラムを見つけました。フランス文学者の鹿島茂氏のコラムです。


タイトルが「ソバかラーメンか」。食に興味がある私にとって、とても目を引くものでした。


鹿島氏によると、日本文化の特徴は2つのベクトルで捉えることができるそうです。そのベクトルとは、「ソバ的ベクトル」と「ラーメン的ベクトル」


両者には次のような違いがあるそうです。(黄色部分引用)



ソバ的ベクトル。これは、いったんルールと定数が定まると、それから逸脱することなく、厳密なルールと定数の内部での純化あるいは工夫を目指す方向。

(中略)

たとえば、そばつゆをトリガラで取るとか、そば粉の代わりに別な植物粉を使ったりしたら、ソバではなくなってしまう。つまり、各要素の選択において制限的であり、この意味で、ソバは均整と禁欲を旨とするクラシック(古典主義的)な食べ物であるといえる。


これに対して、日本文化にはじつはもう一つ、ラーメン的ベクトルというのがある。これは、最低限のゆるいルールと定数があるだけで、あとはなんでもござれの多彩的な方向。

(中略)

 いいかえると、ラーメンは外延的にも内包的にも、無限の変容と進化をつづける食べ物で、極端に言うと「これはラーメンでない」という言い方はあり得ない。

(中略)

この意味では、ラーメンは逸脱と変容を旨とするバロック的な食べ物であるといえる。


ラーメン屋さんから一部反発がありそうなネーミングですが、文化のタイプの違いに「ソバ的」「ラーメン的」というタグをつけてしまうところが面白かったです。


鹿島氏は、≪今度の恐慌でベクトルが内向きになり、鎖国的な情況が現れてくる可能性がある≫ため、日本文化は今後≪しばらくはラーメン的だろうが、やがて強烈なソバ的揺れ戻しがくるかもしれない≫と締めくくります。(≪≫内引用)


恐慌でグローバル企業が次々と赤字決算になっている現在。もしかしたら鹿島氏のおっしゃるように、もともと日本にある強みをもっと深堀りする「ソバ的」なマインドになっていくのかもしれませんね。


■ この論を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

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ソバ的ベクトルとラーメン的ベクトル。同じ「麺」を扱っていても、それぞれのベクトルが向かう先は全く別の方向です。これを一目であらわすため、こんな図を描きました。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

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対比を目立たせる上で気をつけたポイントは3つ。

  • 何が対比されているかを、最初に一言で示す
  • 両者が対比されているのが一目で分かるように、対比の矢印をつける
  • 両者同じ大きさの枠を配置し、その上に内向きのぐるぐる矢印、外向きのぐるぐる矢印をそれぞれ配置することで、明らかな違いを示す


この図解は、プレゼンで相手を説得するのにも使えます。


「ソバ的」な図をメインとすれば、「わが社は内向きにしか物事を考えてない、もっと外に目を向けましょうよ!」


「ラーメン的」な図をメインとすれば、「わが社は外ばっかり見すぎている!もっと内部をしっかりみつめましょうよ!」


どちらの説得にも使える、お得な図といえるでしょう(笑)特に社内ミーティングでの説得に効果がありそうですね!


ちなみにこちらで使った図形は、四角と円弧の変形のみ。簡単でしょ?


■ おまけ:こうやって描いています(クリックで拡大)

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「こんなぐるぐる矢印、テンプレートにも入ってないし描けないよ!」とお悩みの方。実は、凝っているようでこの図はすごくシンプルです。円弧で作った半円をコピーして回転させ、拡大して大きさを調整すればすぐ作れます。私がこの「ぐるぐる矢印」に掛けた時間は正味10分程度。慣れればチョチョイと作れちゃうんですよ。




■ 編集後記


昨日は大学時代の友人を自宅に招いてワイン&チーズ教室を開催しました。昼からワインを飲んだくれつつ、おしゃべりも楽しみました。休日お昼のお酒って、どうしてこんなにおいしいんでしょうね。背徳の香りがするからでしょうか。

■ 裁判員制度を図解化して思ったこと

2週にわたって図解化した裁判員制度シリーズ、今回が最終回です。


かなりざっくり、駆け足でご説明しましたが、

  1. どんな目的で始まって
  2. どんなふうに裁判員に選ばれて
  3. 選ばれた人は何をするか

という、大きな流れを追うことはできたと思います。


(復習のため、もう一度図をだしておきますね。(クリックで拡大))


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これらの情報はすべて、最高裁判所の裁判員制度特設ホームページに載っているものです。これをじっくり丁寧に読むことで、まる1日かけて私もやっと理解できるようになりました。


でも、皆さんは1日かけなくても、3枚のパワポスライドを見れば、一瞬で大体のことが分かりますよね。


理解度のスピードの違いはどこからくるのでしょう。


裁判員制度特設ホームページは、すべての情報をしっかり、もれなく、丁寧に、順を追って書かれているのに対して、3枚のパワポスライドは「裁判員になったら、いったいどうしたらいいんだろう?」という当事者が知りたいソボクな疑問を、疑問を抱く順番で、ポイントを絞って図解化しました。


裁判員制度特設ホームページがドラマの全編12時間ノンストップなら、私が図解したパワポスライドは総集編の30分バージョン、といったところでしょうか。


相手に何を、どうやって伝えるかのスタンスの違いが、表現の差にもつながるのですね。


特設ホームページは専門家の目から入念に、あらゆる情報を網羅しているため、本気で調べたい人にはとても役立つ内容です。でも、裁判員制度のホームぺージを見る大多数は素人。手っとり早くポイントだけつかみたいというニーズを満たすには、こんなふうにダイジェスト版があってもいいのになーと思います。


■ 1枚であらわすと?(クリックで拡大))

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司法の現場にいる人にとっては当然と思われる内容も、シロウトの裁判員にとっては分からないことが今後もたくさんありそうです。それは、立場の違いによる、見える景色の差からくるのではないか。その思いを1枚の図にしてみました。


このギャップを埋めるのに、図解はかなり役立ちそう!図解のとてつもない可能性を感じました。



■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)


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図解におけるポイントは3つ。

  1. 弁護士+裁判官+検察官の目線と、国民の目線の差を強調するために、足場に高低差をつくる

  2. それぞれの目線の先に、5合目の富士山(国民)・頂上近くの富士山(弁護士・裁判官・検察官)が見えるように表現し、見える景色の差を強調する

  3. ギャップを表すために、双方向の矢印を目立つ色で入れる



ちなみにこちらで使った図形は、角丸四角と台形と矢印とフリーフォームのギザギザ、直線のみ。簡単でしょ?




■ 編集後記


週末は福島から両親が、静岡から義母がそれぞれ上京しました。みんなで美味しいものを食べて飲んで笑って、楽しく過ごせました。おかげで体がまた重くなってきたので、明日からランニングしないと!(実は2009年ホノルルマラソンを目指して、ブログ書いてます

■ で、裁判員になったら何するの?

早速前回の「裁判員制度を図解する(1) 概要と選任の流れ」の続きを。

じゃあ、実際裁判員に選ばれたら、いったい何が待っているのでしょうか。裁判の流れとともに追ってみましょう。


■ 1枚であらわすと?(クリックで拡大))

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裁判員になると

  • 裁判の「審理」(冒頭手続・証拠調べ手続・弁論手続き)に立ち会います
  • 「評議」という、被告人の無罪/有罪、刑を決める議論に参加し、意見を述べる必要があります
  • 判決に立ち会います

これを1枚に表したのが、上記の図です。


■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

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裁判の流れってどうなっているんだろう?裁判員制度が始まると、今までの裁判の流れがどう変わるんだろう?という、裁判員候補者が一番知りたそうなところを図解してみました。


ポイントは3つ。

  1. 「評議」が今までの裁判に新しく加わったプロセスなので、それが分かるように一段濃い色で塗る
  2. 裁判の流れと、裁判員の役割を分けて書く
  3. イメージ図で感覚的に分かるよう工夫する

ちなみにこちらで使った図形は、円形、角丸四角、立方体、台形矢印、資格のみ。簡単でしょ?


■ おまけ:こうやって描いてます(クリックで拡大)

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描き方も教えてほしい、とのご意見いただきましたので、たまにおまけで「こうやって描いてます」を載せたいと思います。


複雑にみえるようで、実はすごくシンプルな図形の組み合わせなんですよ。簡単に描けるので試してみてくださいね。




■ 編集後記

裁判員制度のことを調べていたら、裁判を傍聴したくなり、初・東京地方裁判所に潜入してきました。大雨の中裁判所に向かったのですが、想像よりたくさんの人があふれていてびっくりしました。中には大学生や中学生と思える人たちも。みんなけっこう傍聴しているのですねぇー。


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■ プロフィール
池田千恵(いけだ ちえ)

CONECTA代表。図解化コンサルタント。

お問い合わせメールアドレス:info★conecta.jp(★を@に変えてください)

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  • 福島県生まれ。磐城女子高校卒業
  • 慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ワタミ入社
  • ワタミから外資系戦略コンサルティング会社に転職
  • パワーポイントプレゼン資料作成のプロとして、毎日50~100枚、累計75000枚以上のプレゼン資料を作成
  • その経験を生かし、社内のコンサルタントに技術指導する役割を担った後、独立
  • コンサルタントのプロジェクト成功を陰で支えた経験から、考えをまとめる/人を動かす図解資料のポイントを体系化
  • プライベートからビジネスまでの様々な問題解決に図解技術を応用するスキルを伝えている
  • twitterは こちら

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