「病」になる言葉 を図解する

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■ 最近の「うんうん、分かる!」

消化器内科で心療内科医の梅谷薫先生のご著書、「病」になる言葉──「原因不明病」時代を生き抜くを読みました。


この本は、大腸がんの内視鏡治療で全国三位(「プレジデント」誌)の専門医でもある梅谷先生が、ご自身の診療経験から気づいた、「病」と「ことば」の関連性を解き明かしているものです。


先生によると、なんと!心ない言葉が「がん」を誘発している例さえあるそうです。


言葉の毒とどう付き合い、かわしていくか。普段意識しないで使っている言葉を少し変えるだけで、より自分らしく、健康に生きていける。その具体的な方法について書かれた、本棚においていつも読み返したくなる素晴らしい本でした。



梅谷先生のブログ:「心のクスリ箱 ~ドクター梅谷のことばブログ」



特に私の心に響いたのは、ほんとうのコミュニケーションとは何ぞや、という点に触れられた部分でした。


相手の共感を得て、信頼関係を築くためには、

1.相手の話をそのまま「承認」する
2.「共感」する
3.その感情を相手に「返還」する

ことが重要だそうです。


そして、共感する際に大事なポイントがあります(以下引用)

  
  本当に必要なことは、論理で相手を打ち負かすことではなく、共感を抱いて
  いっしょに目標を達成する気になってもらうことだと思います。「言葉」の裏に
  流れている「感情の動き」をきちんとつかみ、「ワンランク深い」レベルでそれを
  理解し、共感のこもった言葉で返すことです。


人の心に響く言葉をお互い見つけ合って会話することが、お互いのストレス耐性を身につけることにつながり、「病」になる確率も下げられるそうです。


私は外資系戦略コンサルティング会社という、「論理の権化」のようなところに6年いましたが、この言葉、とても心に響きました。


もちろん論理は大事です。論理がなければ相手を説得することもできません。でも、論理は結局はツールに過ぎないのです。クライアントも人間。論理の奥底に眠っている感情をあらわにしてぶつかっていかなければ、結局相手も動いてくれません。




私が慕っている前職のパートナー(共同経営者)も、結局は感情とか根性で人は動くと言っていました。コンサルタントだからと言って上から目線で論をいじくりまわすより、現場で徹底的に議論を戦わせ、会社の一員として本気にならなければ相手は動かないんですよね。



(ちなみにそのパートナーの愛読書は「国家の品格」だそうです。国家の品格を読んだ方ならおわかりかと思いますが、「論理よりも情緒」の本です)


■ この論を1枚であらわすと?(クリックで拡大))

081206-1maipawapo.jpg


私はこの論で、以下の2つを学びました。

1.コミュニケーションの本質は「承認」→「共感」→「返還」のサイクルを回すことだ
2.しかも「深いところで共感する」ことだ

それを図にしたのがこちらです。


■ この図のポイント教えます(クリックで拡大)

081206-1maipawapo2.jpg


この図のポイントは4つです。

  1. 「承認→共感→返還」を、バリューチェーンで示し、流れを示す
  2. 「共感」に隠れている本質を、濃い影の形で示す
  3. 「共感の濃い影」からエッセンスを抽出して「返還」につなげる
  4. コミュニケーションのサイクルということを示すために、人と人との間に循環する矢印を入れる


ちなみにこちらで使った図形は、ベース型と矢印と楕円のみ(人の形も楕円でつくりました)。簡単でしょ?



■ 編集後記

昨日は朝7時~都内のホテルに集まって最近読んだ本の感想をシェアする会に参加してきました。私は、今回紹介した「「病」になる言葉」を紹介してきました。

ビジネス書に偏りがちな私の読書ですが、お坊さんの本や昔の偉人の本など、いろいろな本の情報を教えてもらい、大変ためになりました。

他の人のお勧め本を知るのって楽しいですね!

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素敵な出逢いをいただき、ご縁に感謝します。
日曜の朝7時から濃い時間を共有させていただいたものです。

池田さんの【論理では人は動かない】というお話と紹介いただいた本に物凄く共感しました。

ロジカルシンキングの前に屈していた自分ですが、

人を動かすパワーの源が、フランス料理店の店長としての接客業の10年の中に在ることを再発見しました。


【人を動かす1枚パワポ】拝見して感動しています。

【感動の1枚パワポ】を意識して今日も仕事に励みます。


 ありがとうございます。

 天風師の教えの 理解⇒実践⇒体得 を目指して。

『「病」になる言葉──「原因不明病」時代を生き抜く』
 の著者、梅谷 薫です。
 本のご紹介ありがとうございます。

 私が最も言いたかった内容を、
 このようなわかりやすい形にして、
 一枚の図で伝えることができる!

 ナルホド!と目からウロコの瞬間でした。

 私たちの心の奥底に書き込まれた「言葉」が
 私たちの健康、私たちの人生を大きく
 左右しているのではないか?

 長年の医者生活で、そのようなことを感じました。

 小さい頃から、言われ続けてきた「言葉」
 職場や家庭で、毎日のように聞かされる「言葉」
 それらは毒や薬になって私たちの心にしみこみます。
 
 その影響をよく見直し、自分の本来の価値を見直せれば
 もっと自分らしく、もっと楽に生きられるはず。
 原因のわからない症状で苦しむ多くの人たちに
 知ってほしい、そのように思ってこの本を書きました。

 あらためて、ものごとの本質を1枚にまとめきる
 池田千恵さんの「力」に驚くとともに、
 その力をさらに高めて、多くの方の健康と幸せに
 活かしていっていただけるよう願っております。

 今回は、ほんとうにありがとうございました。
 


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■ プロフィール
池田千恵(いけだ ちえ)

CONECTA代表。図解化コンサルタント。

お問い合わせメールアドレス:info★conecta.jp(★を@に変えてください)

詳しいプロフィールはこちら

メディア掲載履歴はこちら

  • 福島県生まれ。磐城女子高校卒業
  • 慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ワタミ入社
  • ワタミから外資系戦略コンサルティング会社に転職
  • パワーポイントプレゼン資料作成のプロとして、毎日50~100枚、累計75000枚以上のプレゼン資料を作成
  • その経験を生かし、社内のコンサルタントに技術指導する役割を担った後、独立
  • コンサルタントのプロジェクト成功を陰で支えた経験から、考えをまとめる/人を動かす図解資料のポイントを体系化
  • プライベートからビジネスまでの様々な問題解決に図解技術を応用するスキルを伝えている
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